NHKの連続テレビ小説の第一作目は、昭和36年4月3日〜37年3月30日の1年間に放送された「娘と私」で、
以来40年以上に渡って「NHKの朝ドラ」として今日まで親しまれています。
過去に放送された朝ドラの中には、古くは「おはなはん」や、「おしん」「ふたりっ子」のように
大ヒットしたドラマもあれば、世間でまったく話題にならないドラマもありました。
私が小さい頃はNHKの連続テレビ小説と言えば、親と一緒に時計がわりに見ているだけのもので、
ほとんど印象に残らないものでしたが、幼少の頃に見た「鳩子の海」や「雲のじゅうたん」のように、
一場面でも印象に残っているドラマもあります。
NHK朝ドラは歴史の一ページでもあり、あのドラマが放送されていた頃、自分は何歳だったとか、
あの頃、何やっていたかとか、かすかな記憶をトリップできるのも特徴的なのです。
というわけで、これまで放送されてきたNHKの朝ドラを思い出してみましょう〜。
|
昭和40年代のドラマ
昭和40年代生まれの私にとっては、その時代のドラマのことはまったくわかりませんが、
年配の方々に思い出深い朝ドラと言ったら「おはなはん」ではないでしょうか。
「おはなはん」(昭和41年4月4日〜42年4月1日放送)は、軍人の妻となり、夫の死、戦争といった悲しみを乗り越え、
たくましく生きる明治生まれの女性の一代記。
ヒロインの速見はな役の樫山文枝が木に登り、馬に乗ってやってくる、お見合い相手の軍人さん(夫になる男性)を待ち、
はしゃぐ姿は、このドラマの名場面の一つ。
このドラマは懐かしのドラマ特集などでほんの一場面しか見たことがない私ですが、
このシーンは印象に強く残りました。オープニングメロディーもその時に聴いて心に残ってます。
この「おはなはん」の舞台となった愛媛県の大洲市では、駅前におはなはんの銅像が建てられたり、おはなはん饅頭などが
売られたりで、その後のドラマの舞台で見られたようなNHKドラマによる観光ブームのはしりでもあったようです。
また、朝ドラのヒロインの子供時代を演じる子役に注目が集まった最初の例となったのが、
「鳩子の海」(昭和49年4月1日〜50年4月5日放送)ではないでしょうか。
このヒロインの子役時代を演じた斉藤こず恵は、このドラマが放送された直後、
「山口さんちのツトム君」という歌で歌手デビューまでしてしまったのでした。
この子役の印象が強すぎて、のちのヒロインとして出演していた藤田美保子は結構苦労していたらしいです。
さて、この「鳩子の海」は私にとって、断片的にではありますが、
記憶している記念すべき最初のNHKドラマだったりします。(笑)
でも、当時まだ幼かった私には、ストーリーがよくわかっていません。
戦場らしき場所で兵隊さん(夏八木勲)に助けられたシーンが特に印象に強かったのですが、
あとあと調べてみるとそれは戦場ではなく、
米軍の機銃掃射を受けてたところを夏八木勲演じる兵隊さんに助けられたことがわかりました。
そして舞台は山口県??に移り、大人になったヒロインが、
自転車に乗って紙芝居をしているシーン、そして、
幼児期に助けられた兵隊さんとの再会シーンなどを記憶しているのですが、
詳しいストーリーはよくわからないままです。
|
昭和50年代以後のドラマ
水色の時(昭和50年4月7日〜50年10月4日放送)
主な出演…大竹しのぶ、篠田三郎、香川京子
語り…
舞台…長野県
テレビドラマ初デビューの大竹しのぶがヒロインのドラマ。このドラマから半年間の放送が基本となりました。
ちなみに私はこのドラマをまったく見ていないので印象に残ってません。
|
おはようさん(昭和50年10月6日〜51年4月3日放送)
主な出演…秋野暢子、中田喜子、三田和代、大村崑、山城新伍、庄司歌江
語り…野際陽子
舞台…大阪府
4作目の「うず潮」以来、10年ぶりにNHK大阪放送局(BK)制作の連続テレビ小説として復活。
関西を地盤にして作家活動を行っている田辺聖子原作のこのドラマが「おはようさん」でした。
ヒロイン役のOLに、秋野暢子が扮し、他、関西系のお笑いタレントが多数出演し、全体的に明るいドラマでしたが、
当時小学生だった私は、はっきりしたストーリーを覚えてません。
|
雲のじゅうたん(昭和51年4月5日〜51年10月2日放送)
主な出演…浅茅陽子、中条静夫、船越英二、馬渕晴子、井上純一
語り…
舞台…秋田県・東京都
大正時代に秋田県角館の旧士族の家に生まれた浅茅陽子扮するヒロイン「真琴」は、
飛行機にあこがれ、両親の猛反対を押し切って飛行家としての夢をかなえるというドラマ。
このドラマも断片的にしか覚えてませんでした。(というか学校に通ってると平日は見られないですから〜)
真琴(まこと)は結婚して男児を出産するのですが、その子供の名前も「まこと」で母親と同じ名前だったのです。
こんなことが法律で許されるのか?と、長年の疑問でしたが、99年に「お〜いニッポン」の
秋田県特集で、この「雲のじゅうたん」総集編が再放送されたので見てみましたが、
母親が「真琴」であるのに対して、息子の名は同じまことでも「誠」だったということがわかり、
数々の疑問が解明され、胸のつかえが取れました(笑)
また、息子の「まこと」役の青年時代の俳優が、その後学園ドラマには欠かせなかった井上純一だったことも、
改めて知った。(^^;
99年秋〜2000年春、BSにて再放送
|
火の国に(昭和51年10月4日〜52年4月2日放送)
主な出演…鈴鹿景子、山内賢、笠智衆
語り…
舞台…秋田県・東京都
熊本県・阿蘇を舞台に、造園業を志す女性を描いたドラマ。大阪放送局制作の近畿圏以外を舞台にしたドラマで、
これはよく見ていたのですが、詳しいストーリーまではよく覚えていません。
実際、このドラマは不人気だったようで、のちのち熊本出身の人に聞いてみると、
熊本の人すら記憶されてなかったドラマだったようです(^_^;)
|
いちばん星(昭和52年4月4日〜52年10月1日放送)
主な出演…高瀬春奈、五大路子、津川雅彦、伴淳三郎、富田恵子、木内みどり
語り…
舞台…
流行歌手第1号となった佐藤千夜子ちやこの半生記を描いたドラマ。
番組途中でヒロインの高瀬春奈が病気で降板し、五大路子が代役になったとか。
私は一度も見たことがない。
|
風見鶏(昭和52年10月3日〜53年4月1日放送)
主な出演…新井春美、蟇目良、大木実、山本茂、山田吾一、岸部シロー
語り…八千草薫
舞台…和歌山県・兵庫県
鯨で知られる和歌山県の太地で生まれ育った漁師の娘、ぎんちゃん(新井晴美)が、
ドイツ人と結婚し、その後神戸の異人館街でパン屋を開くというドラマ。
このドラマをきっかけに、これまでほとんど訪れる人のいなかった神戸の異人館に、
若い女性を中心とした異人館ブームが巻き起こり、神戸に来る観光客が激増したという、
おはなはん以来の地元大ブレイクだったのです。
このパン屋のモデルとなったフロインドリーブも大儲け。
私はこの「風見鶏」をもう一度見てみたいとNHKに要望したのですが、
テープが一部損傷しているとかで全話放送が基本の再放送が出来ないとのこと。残念…。
兵庫県が舞台のNHK朝ドラの項参照
|
おていちゃん(昭和53年4月3日〜53年9月30日放送)
主な出演…友里千賀子、長門裕之、日色ともゑ、坂東八十助、古手川祐子
語り…
舞台…
大正時代の女性の物語で、女優の沢村貞子をモデルにしたドラマ。おていちゃん役には、友里千賀子が扮してましたが、
これはあまり見ていなかったので詳しいストーリーはわかりません(^_^;)
|
わたしは海(昭和53年10月2日〜54年3月31日放送)
主な出演…相原友子、井上昭文、三島ゆり子、中原ひとみ、小池朝雄
語り…
舞台…
広島県の瀬戸内を舞台にしたドラマ。視聴率的には不人気だったようで、私もよく覚えていません。
|
マー姉ちゃん(昭和54年4月2日〜54年9月29日放送)
主な出演…熊谷真実、藤田弓子、田中裕子、田中健、愛川欽也
語り…
舞台…福岡県・東京都
磯野家三姉妹の長女マリ子(熊谷真美)が、「サザエさん」の生みの親となる妹・マチ子を世に送り出すストーリーで、
故・長谷川町子の「サザエさんのうちあけ話」が原作となったドラマ。
この原作本漫画も売れに売れてました。
ちなみに、次女のマチ子役には、田中裕子が扮してまして、これが芸能界デビューだったとか。
96年秋〜97年春、BSにて再放送
|
鮎のうた(昭和54年10月1日〜55年4月5日放送)
主な出演…山咲千里、藤岡琢也、ミヤコ蝶々、仲真貴、土田早苗、馬渕晴子、高田次郎、吉永小百合、三益愛子
語り…フランキー堺
舞台…滋賀県・大阪府
17歳で故郷の滋賀県長浜から大阪船場の糸問屋へ奉公に出た「浜中あゆ(山咲千里)」が、
数多くの苦難にもめげず、戦中・戦後の激しい流れにもまれながらも戦後は大阪船場にビルを建て、
ご寮さんになるという、明るくたくましく生きる女の半生記。
原作はなんと、大阪根性モンでは右に出る作家はいない花登筺でした。
出演者は、主人公のあゆ役に山咲千里の他、三益愛子、吉永小百合、ミヤコ蝶々、
藤岡琢也、佐野浅夫、仲真貴、土田早苗など、花登筺ドラマには欠かせない配役も多数出演。
朝ドラでは初めての、コテコテの大阪根性ものでしたが、わりと人気はあったらしいです。
2000年春〜秋、BSにて再放送
|
なっちゃんの写真館(昭和55年4月7日〜55年10月4日放送)
主な出演…星野知子、志喜屋文、滝田栄、岡本舞、加藤武、林美智子、大友柳太郎
語り…川久保潔アナウンサー
舞台…徳島県・東京都
徳島に実在した写真館の物語。写真家の立木義浩氏の実母をモデルにしたドラマ。
活発で明るくおてんばな主人公の夏子(星野知子)はカメラマンを志すが、結婚し、
徳島の実家の写真館を継ぐというもの。ちなみに、ヒロインの夏子の高等女学校の同級生役で萬田久子も出てました。
この放送から6年も過ぎた時に徳島へ行き、観光案内所で貰った徳島市の観光パンフレットに、
第1回放送のシーンにも登場した、自転車に乗った星野知子が出ていたのにはカンゲキしました。(笑)
95年秋〜96年春、BSにて再放送
|
虹を織る(昭和55年10月6日〜56年4月4日放送)
主な出演…紺野美沙子、高松英郎、岩本多代、南美江、長門裕之、ミヤコ蝶々、土門峻、西村晃
語り…井上善夫アナウンサー
舞台…山口県・兵庫県・大阪府
山口県の萩に生まれ育ったヒロインの佳代(紺野美沙子)が女学校の友人たちと卒業記念に関西旅行へ。
そこで見た宝塚の舞台に感激し、佳代は両親の反対を押し切り宝塚音楽学校を受験。
宝塚に情熱を注ぎ、宝塚を退団後は、結婚、
そして戦争などの困難を乗り越えてながらも、たくましく生きていくという女性の半生記。
ちなみに、当時の阪急電鉄では、紺野美沙子の「虹を織る記念乗車券」を発売していました。(笑)
2001年春〜秋、BSにて再放送
「虹を織る」のあらすじ
|
まんさくの花(昭和56年4月6日〜56年10月3日放送)
主な出演…中村明美、坂口文昭、平淑恵、横山万里子
舞台…秋田県・東京都
教師の父親と三人姉妹の一家の物語。
これもストーリーをよく覚えていないのですが、ヒロイン(中村明美)が実の父親のことを
「おっさん」と呼んでるのがちょっと異様なドラマでした。
|
本日も晴天なり(昭和56年10月5日〜57年4月3日放送)
主な出演…原日出子、鹿賀丈史、津川雅彦、宮本信子
語り…青木一郎アナウンサー
舞台…東京都
戦時下にNHKに臨時採用された女性アナウンサー(放送員)たちの物語で、ヒロイン(原日出子)も臨時採用のうちの一人。
放送で「本日は晴天なり」と言うべきところを「本日も晴天なり」と言ってしまったことで大目玉食うという・・・。
戦後はアナウンサーを辞めたのち、結婚し主婦業のかたわらルポライター、そして作家としての道を歩むヒロインの奮闘ぶりを描いたドラマ。
99年春〜秋、BSにて再放送
|
ハイカラさん(昭和57年4月5日〜57年10月2日放送)
主な出演…手塚理美、木村四郎、根岸季衣、坂上二郎、藤村志保
語り…川久保潔アナウンサー
舞台…神奈川県・静岡県
明治初期、アメリカ留学経験のあるヒロイン(手塚理美)が、
夫とともに富士山の見える中伊豆に外国人専用ホテルを作り、困難を乗り越えてリゾートホテルを
作り上げていくという、タイトル通り、明治物にしてはハイカラな内容の物語。
97年春〜秋、BSにて再放送
|
よーいドン(昭和57年10月4日〜58年4月2日放送)
主な出演…藤吉久美子、山田吾一、馬渕晴子、曽我廼家文童、南田洋子、新井春美、芦屋小雁
語り…真屋順子
舞台…大阪府・京都府
2年ぶりの大阪放送局制作となったドラマ。
時代は昭和初期。大阪北浜の株仲買商の長女、みお(藤吉久美子)が、とある女学校の運動会で
足をくじいてリレーに出場できなくなった親友のピンチヒッターとして短距離走に出場するハメになるところからスタートする。
「うち、いやや〜」と、ぐずりながらも、みおは結局短距離走に出場し、1番になってしまったのでした(笑)。
これが新聞で報道されるや、みおの通う女学校では大問題に。
その後、稼業が破産し一家離散。みおは女学校を退学し、陸上どころではなくなり、道頓堀で芝居茶屋のお茶子として働く毎日。
結婚、出産、そして暗い戦争と、波瀾万丈の人生を送りつつ、戦後は舞鶴から大阪に戻り、
道頓堀にそば屋を開店させ軌道に乗せる。そして時代は昭和58年になり、大阪築城400年記念ということで、
年老いたみおは名古屋から大阪まで一人で走るという快挙を果たして最終回でした。
2001年秋〜2002年春、BSにて再放送
|
おしん(昭和58年4月4日〜59年3月31日放送)
主な出演…乙羽信子、田中裕子、小林綾子、大橋吾郎、東てる美、渡瀬恒彦、伊藤四朗、泉ピン子
語り…奈良岡朋子
舞台…山形県・東京都・佐賀県・三重県
これはもう、誰もが知ってる朝ドラの代表作!!
三重県で中小スーパーを経営する主人公「田倉しん」は、息子の経営方針が気に入らず家出。
自分のこれまでの人生を振り返る旅に出かけ、自分のたどった人生を思い起こす形でストーリーが展開される。
最初の舞台は山形の貧困農家での苦しい生活から始まり、奉公先の酒田、そして上京し、髪結い修行ののちに結婚し、
関東大震災をきっかけに夫の故郷である佐賀へと舞台が移っていく。
佐賀では、姑(高森和子)の嫁いびりも話題の一つでした。
幼くして奉公に出されたおしんが、歯を食いしばりながら苦難に耐えていく姿は全国で涙を誘い、
国内のみならず、中国や東南アジア、中南米、中東でも放送されるほどの人気ドラマでした。
ヒロインは、小林綾子、田中祐子、乙羽信子と、三人が演じ分けるという、従来にはなかった形で、
特に、おしんの子供時代を演じた小林綾子が注目を集めました。
93年秋〜94年秋と、2003春〜2004年春、BSにて再放送
2000年春、総集編の再放送を実施。
|
ロマンス(昭和59年4月2日〜59年9月29日放送)
主な出演…榎木孝明、辰巳琢郎、樋口可南子
語り…
舞台…
朝ドラ始まって以来の男性が主人公で、榎木孝明が起用されたドラマ。
肝心なストーリーですが、私個人的な事情(学業)のため、これはほとんど見てませんでした。
|
心はいつもラムネ色(昭和59年10月1日〜60年3月30日放送)
主な出演…新藤栄作、美木良介、藤谷美和子、木内みどり、山田克二、真野あずさ、野川由美子、中村嘉葎雄
語り…ミヤコ蝶々
舞台…大阪府・東京都
この頃も学業に多忙な毎日だったので「見ていない・・・・」と言いたいところですが、このドラマが始まる前月、
念願のビデオデッキを買ったので、私は毎日録画してチェックしておりました(笑)
大阪の通天閣そばに生まれ育った文平(新藤栄作)は、漫才作家として誰よりも漫才を愛し、
また、それを陰で支える妻や友人、両親をからめてた、一人の漫才作家の半生記で、
上方漫才の立て役者・秋田実をモデルにしたドラマ。
横山エンタツ・花菱アチャコ、ワカナ・一郎、ミヤコ蝶々・南都雄二と言った、
過去に実在した古い漫才コンビをドラマ中に登場させ、それがまたホンモノによく似ていたから
昔の漫才ファンには心憎いドラマだったようです(笑)
2002年春〜秋、BSにて再放送
|
昭和60年代のドラマ
(この辺まで来ると、結構覚えてる人も多いのではないでしょうか〜)
澪つくし(昭和60年4月1日〜60年10月5日放送)
主な出演…沢口靖子、川野太郎、津川雅彦、加賀まりこ、桜田淳子、柴田恭兵
語り…葛西聖司アナウンサー
舞台…千葉県
ジェームス三木脚本のドラマで、千葉県銚子が舞台。
千葉県の銚子で、醤油屋の当主と、その愛人との間に生まれたヒロイン「かをる」(沢口靖子)が、
困難を乗り越え、網元の長男・惣吉(川野太郎)との愛を貫くという、NHKの朝ドラでは今までになかった純愛物語。
このドラマもブレイクし、舞台となった地元では、銚子電鉄がわざわざドラマの撮影のために
電車を昔の旧塗色に塗り替えたり、澪つくしグッズも相当多く出回っていました。
2004年春〜秋、BSにて再放送
|
いちばん太鼓(昭和60年10月7日〜61年4月5日放送)
主な出演…岡野進一郎、三田寛子、芦屋雁之助、渡辺美佐子、三林京子
語り…加藤治子
舞台…福岡県・大阪府
九州は筑豊の旅回りの大衆演劇一座を取り上げたドラマ。
主人公の銀平(岡野進一郎)は実の母親を探し求めて舞台は大阪へ・・・。
このいちばん太鼓は大阪放送局制作のドラマですが、どうも大阪放送局は関西以外を舞台にしたドラマだと
マンネリ調になってしまうようで、私は後半見ていないのでした(^_^;)
|
はね駒(昭和61年4月7日〜61年10月4日放送)
主な出演…斉藤由貴、小林稔持、樹木希林、渡辺謙、沢田研二
語り…細川俊之
舞台…福島県・宮城県・東京都
明治から大正にかけて活躍した女性記者の草分けである磯村春子さんがモデルとなったドラマで、
ヒロインには斉藤由貴が扮していた。
福島県の相馬で育った「橘りん」(斉藤由貴)は、一人の男性教師との出会いをきっかけに、
仙台の女学校に進学する。その後家族で上京、結婚したものの、家庭の中だけではおさまらないりんは、
新聞記者としての道を進む。
2000年秋〜2001年春、BSにて再放送
|
都の風(昭和61年10月6日〜62年4月4日放送)
主な出演…加納みゆき、村上弘明、松原千明、黒木瞳、久我美子、西山嘉孝、野川由美子、柳葉敏郎
語り…藤田弓子
舞台…京都府・大阪府・奈良県
京都の老舗呉服問屋の三女・悠【はるか】(加納みゆき)は、父親から婿をもらって店を継ぐように言われるが、
反発し家を飛び出し、大阪の食堂で働き始める。しかし、大阪でもまだ自分が父親の手の内にあることを知り、
食堂の常連客、新聞記者(村上弘明)の母親が切り盛りする奈良の旅館で働くことに。
そして戦後、日本女性には馴染みのないブラジャーを製造・販売する事業に乗り出していくという、
家に縛られず、自分の人生は自分で切り開き、たくましく生きる女性の半生記。
ちなみに、宝塚歌劇団出身の黒木瞳が次女の桂役で出演していました。
|
チョッちゃん(昭和62年4月6日〜62年10月3日放送)
主な出演…古村比呂、世良公則、佐藤慶、由紀さおり、前田吟、川谷拓三、佐藤オリエ
語り…西田敏行
舞台…北海道・東京都
音楽学校に進学したヒロインの北山蝶子(古村比呂)が、天才バイオリニストである岩崎要(世良公則)と出会い、結婚。
ドラマの原作は、黒柳徹子の母、黒柳朝「チョッちゃんが行くわよ」が元になっている。
ちなみに、チョッちゃんの叔父役で出ていた川谷拓三が病のため途中降板し、前田吟が代役をつとめました。
|
はっさい先生(昭和62年10月5日〜63年4月2日放送)
主な出演…若村真由美、渡辺徹、小林千登勢、井川比佐志、真野あずさ、岸部一徳、中村嘉葎雄、平淑恵
語り…樫山文枝
舞台…東京都・大阪府・滋賀県
東京の下町で生まれ育ったヒロイン・翠(若村麻由美)は、大阪の男子校・上本町中学の教師となり、
大阪での生活習慣、言葉に戸惑いつつも大阪で根付いていく。ストーリーは女性版「坊ちゃん」的。
戦中、戦後の混乱を乗り越え、戦後再び教壇に立つまでの波乱万丈の半生記。
ちなみに、「はっさい」とは大阪弁の古語で、「おてんば」という意味だそうです。
(関西人でも知らない言葉だ)
|
ノンちゃんの夢(昭和63年4月4日〜63年10月1日放送)
主な出演…藤田朋子、山下真司、丘みつ子、鈴木保奈美、西村知美、山田邦子、竜雷太、船越栄一郎、中村梅之助
語り…中村メイ子
舞台…高知県・東京都
戦後の混乱期、女性のための雑誌を作る夢を抱いて疎開先の高知県安芸から一人上京したヒロインの「のんちゃん」(藤田朋子)。
雑誌を発刊するたびに、紙不足、資金難、返品と言った困難を乗り越えながらも、雑誌とともに成長していく女性の姿を描いたドラマ。
ガールズ・ビー・アンビシャス(女性よ大志を抱け)というのが、やたら出てきてました。
最終回は1988年に瀬戸大橋が開通し、家族みんなで高知・安芸のおばさん(中原早苗)の米寿のお祝いに高知へ向かい、
よさこい踊りを見ているところに、のんちゃんの初恋の相手でもあり、突如、
のんちゃんの前から姿を消した蓮見さん(船越栄一郎)が目の前に現れるのでした。
98年秋〜99年春、BSにて再放送
|
純ちゃんの応援歌(昭和63年10月3日〜平成元年4月1日放送)
主な出演…山口智子、伊藤榮子、高嶋政宏、細川俊之、唐沢寿明、川津祐介
語り…杉浦直樹
舞台…和歌山県・大阪府・兵庫県
舞台は和歌山、大阪と移り、後半は甲子園球場の近くにある旅館の女将となる女性の半生記。
あまり見てなかったため、詳しいストーリーは忘れました(^_^;)
このドラマで、ヒロインの純ちゃん役だった山口智子と、ヒロインの弟役(養子として入った弟で義理の関係)だった
唐沢寿明と知り合い、のちに結婚に至ってます。
96年春〜秋、BSにて再放送。2004年春〜CSファミリー劇場にて再放送。
|
平成以後のドラマ
(このあたりから、朝ドラにも現代物が多くなってきたのでした)
|
青春家族(平成元年4月3日〜元年9月30日放送)
主な出演…いしだあゆみ、清水美砂、稲垣吾郎、橋爪功
語り…杉浦圭子アナウンサー
舞台…東京都・静岡県
団塊の世代に属するデパートの企画に携わるキャリアウーマンの母親・麻子(いしだあゆみ)と、
マンガ家志望のの長女・咲(清水美砂)、この母娘を中心にして、揺れ動く現代の家族のあり方を問いかけたドラマ。
このドラマは、主人公が二人という、いわばダブルヒロイン。今までのテレビ小説にはなかったリアルなセリフや、
まだまだ世間では認知されていなかったパソコン通信を、中学生の長男(稲垣吾郎)がすでにパソコン(それも98マシン!!)を持ち、
パソ通していたというのが斬新でした。しかし、あのドラマで中学生だった稲垣吾郎が、その後SAMPの一員として
スターになろうとは夢にも思いませんでした。
94年秋〜95年春、BSにて再放送
|
和っ子の金メダル(平成元年10月2日〜2年3月31日放送)
主な出演…渡辺梓、荒井紀人、伊藤かずえ、石橋保、石野陽子(いしのようこ)、田村高廣
語り…立子山博恒アナウンサー
舞台…山口県・大阪府
時代は昭和30年代。最初は山口県の長門市・青海島が舞台。
ヒロインの和子こと「和っ子(わっこ)」(渡辺梓)は、高校時代からバレー部で活躍し、
高校卒業後は大阪泉州の紡績会社のバレーボール部に所属しオリンピックを目指すが、
オリンピックの出場は果たせず、のちに紡績会社のバレーボール部も解散してしまう。
また、数々の困難にも立ち向かっていく女性の姿を表現したドラマでした。
|
凛凛と(平成2年4月2日〜2年9月29日放送)
主な出演…田中実、荻野目洋子、野村宏伸、神田正輝、ハナ肇
語り…荻野目洋子
舞台…富山県、東京都
富山県魚津の農家に生まれ、大正時代にテレビジョン発明の夢を膨らませた高柳健次郎をモデルにしたドラマ。
主役は無名塾の田中実。友人役に野村宏伸が共演。
|
京、ふたり(平成2年10月1日〜3年3月30日放送)
主な出演…山本陽子、畠田理恵、茂山逸平、中条静夫、篠田三郎
語り…野際陽子
舞台…京都府
青春家族に続くダブルヒロインだったドラマの一つで、大阪放送局制作。
京都の老舗の漬物屋を舞台に、離婚した母(山本陽子)と娘(畠田理恵)の葛藤や、
家族のきずな、女の自立、娘の青春の悩みなどを描いたドラマ。
|
君の名は(平成3年4月1日〜4年4月4日放送)
主な出演…鈴木京香、倉田てつを、布施博、いしだあゆみ
語り…八千草薫
舞台…東京都
昭和20年代、ラジオドラマや映画で人気を博したものをテレビ小説にしたもので、
ヒロインのマチコ役は鈴木京香でした。
当初から不振続きで脚本家の途中交代劇などもあり、1年間も続くストーリーでもあり視聴率が低迷していたようで、
この「君の名は」は私もぜんぜん見ていませんでした。
|
おんなは度胸(平成4年4月6日〜4月10月3日放送)
主な出演…泉ピン子、桜井幸子、藤山直美、藤岡琢也、伊藤美奈子、赤羽秀之、園佳也子
語り…奈良岡朋子
舞台…東京都・大阪府
傾きかけていた老舗旅館を後妻(泉ピン子)と義理の娘(桜井幸子)が旅館の再建に尽くすドラマ。
ドラマの舞台は東京の小料理店に始まり、父の死後、
ヒロインの「玉子(泉ピン子)」が大阪南部にある有浜温泉(架空の温泉)にある老舗旅館の
「はなむら」へ後妻に入ることから巻き起こる旅館復興一代記。
嫁ぎ先には、玉子と同い年の先妻の娘「達子」(藤山直美)がおり、
達子の玉子イビリが話題になり、視聴率も高かったのでした。
ドラマの後半は、病に倒れた玉子のかわりに、先妻の次女・(桜井幸子)が、数々の困難を乗り切りながらも
新館の女将として活躍します。
ちなみにドラマの舞台は大阪府南部にある「有浜温泉」という架空の設定になっていましたが、
ドラマの中で登場している温泉街の風景や旅館・ホテルの建物は神戸の有馬温泉、
海の景色は和歌山県の白浜温泉でした。
このドラマは台湾や中国でも放送され、人気を博していました。
98年春〜秋、BSにて再放送
|
ひらり(平成4年10月5日〜5年4月3日放送)
主な出演…石田ひかり、鍵本景子、池内淳子、伊東四朗、伊東ゆかり、伊武雅刀、渡辺いっけい
語り…倍賞千恵子
舞台…東京都
東京・両国を舞台に、幼い頃からの大相撲ファンのひらり(石田ひかり)を中心に、
家族、両国の街、相撲部屋の人々を描いた内館牧子脚本のドラマ。
男性にしか踏み入れられない相撲に関わる仕事がしたいと、
最終的に相撲部屋専属の栄養士として活躍するひらり。
主人公のひらりは、石田ひかりのイメージをそのまま生かした明るいドラマでした。
ちなみに、このドラマの後半に出てくる町医者・小林先生の喋る関西弁が、
現実離れしすぎた漫才口調の関西弁で、これが関西人たちの反感を食いました。
「ひらりは〜ん、なに言うてますのや〜。ちゃいまっせー」
こんなしゃべりする一般関西人に出合う確率って、関西に住んでいても一生のうちで一人いるかいないかだぞ〜。(^_^;)
95年春〜秋、BSにて再放送
|
ええにょぼ(平成5年4月5日〜5年10月2日放送)
主な出演…戸田菜穂、榊原利彦、香山美子、板東英二、浅丘雪路、柴田恭兵
語り…室井滋
舞台…兵庫県・京都府・徳島県
神戸の医科大学を卒業し、同時に結婚し研修医となったヒロイン・宇佐美悠季(戸田菜穂)は、
実家のある丹後・伊根に近い舞鶴の病院に勤務することになり、新婚早々、
夫(榊原利彦)との別居生活が始まる。離婚の危機を乗り越えながらも、
女医として成長していく姿を描いたドラマ。
「ええにょぼ」とは、丹後伊根地方の方言で「べっぴんさん」を意味する言葉。
兵庫県が舞台のNHK朝ドラの項参照
|
かりん(平成5年10月4日〜6年4月2日放送)
主な出演…細川直美、つみきみほ、筒井康隆、林泰文、榎木孝明、十朱幸代、石坂浩二
語り…松平定知アナウンサー
舞台…長野県・東京都
信州・諏訪にある、信州味噌の老舗の一人娘・小森千晶(細川直美)が、戦後の混乱で傾きかけた生家を盛り返していく。
この「かりん」で連続テレビ小説50作目にあたり、NHK朝ドラの、かつての女の一代記という従来のパターンに戻った。
ちなみに、最終週には、千晶の親友、あかり(つみきみほ)の息子役に、堂本剛が出演していたのでした。
|
ぴあの(平成6年4月4日〜6年10月1日放送)
主な出演…純名里沙、竹下恵子、萬田久子、國生さゆり、宇津井健
語り…都はるみ
舞台…大阪府・大分県
大阪を舞台に、童話作家志望の主人公・ぴあの(純名里沙)が、
さまざまな困難を乗り越えながらも夢を実現。父親と、三人の姉たち、
その周りの人々を中心に繰り広げる人間模様。
このドラマでは、父親役をしていた宇津井健の大阪弁が変でした(^_^;)。
ちなみに、純名里沙は宝塚歌劇団員でした。
2003年春〜秋、BSにて再放送
|
春よ、来い(平成6年10月3日〜7年9月30日放送)
主な出演…安田成美、高橋英樹、倍賞美津子、中田喜子、いしだあゆみ
語り…奈良岡朋子
舞台…大阪府・東京都・静岡県
大阪・堺の高等女学校に通う春希(安田成美)は、母親の反対を押し切って東京の女子大へ進学する。
戦後、女子大を卒業後、大学へ編入した春希は、本格的に演劇の勉強を始め、脚本家としての道を歩み始める。
第二部からは、ヒロインが安田成美から中田喜子にバトンタッチ。
テレビ局勤務の夫との結婚、そして夫の死を乗り越えながらも
脚本家として生きる女性を描く。脚本は橋田壽賀子で、橋田壽賀子の自伝的作品だったドラマで、
放送70周年記念番組で1年間放送されたドラマ。
安田成美が病気を理由に途中降板し、第二部からは中田喜子によって演じられた。
第一回放送では、年老いた春希の役を安田成美が演じていたが、最終回は中田喜子だったのです。
そんな理由からか、放送終了後はドラマの総集編が放送されませんでした。
また、前評判が高かった割には視聴率もそう伸びなかったのは、太平洋戦争時代の暗い話が
長く続いたこともあって、若い人からも、戦争の苦い体験をした人からも敬遠されたのが大きな理由だったようです。
|
走らんか!(平成7年10月2日〜8年3月30日放送)
主な出演…三国一夫、中江有里、菅野美穂、加藤晴彦、丹波哲郎、木の実ナナ、草刈正雄
語り…三国一夫
舞台…福岡県、大阪府、兵庫県・京都府
福岡・博多を舞台に、博多人形師を父に持つ高校3年生の主人公・前田汐(三国一夫)が、
迷いながらも自分の道を探していくドラマ。汐の同級生役に、菅野美穂、中江有里、加藤晴彦などが出演していました。
大阪放送局の制作でしたが、主人公が男子高校生だったということもあってか視聴率もパッとせず、
過去最低の視聴率だった。ちなみに、長谷川法世の「博多っ子純情」を元に、金子成人が脚本。
兵庫県が舞台のNHK朝ドラの項参照
|
ひまわり(平成8年4月1日〜8年10月5日放送)
主な出演…松嶋菜々子、夏木マリ、遠藤雅、藤村志保、上川隆也、奥田瑛二
語り…萩本欽一
舞台…東京都、福島県
リストラで会社を辞める羽目になったヒロインの「のぞみ」(松島菜々子)は、弟が起こした事件を担当した弁護士との出合いで
弁護士としての道を見つけ、司法試験をめざして頑張る姿、そして法律家の卵として厳しい現実と
向き合いながら、弁護士事務所を設立するまでの姿を描いたドラマ。
このドラマが放送された時、こうも簡単に弁護士になれて、あまりにも現実離れしすぎていると、
司法試験に何度もチャレンジし続けている人たちからの批判が集まりました(^_^;)
2003年秋〜2004年秋、BSにて再放送
ふたりっ子(平成8年10月7日〜9年4月5日放送)
主な出演…岩崎ひろみ、菊池麻衣子、三倉茉奈、三倉佳奈、手塚理美、段田安則、内野聖陽
語り…上田早苗アナウンサー
舞台…大阪府・兵庫県
通天閣の近く、大阪の下町・天下茶屋界隈が舞台。
双子の姉妹として生まれた優等生で礼儀正しい姉・麗子(菊池麻衣子・子供時代は三倉茉奈)と、
劣等生で男勝りの妹・香子(岩崎ひろみ・子供時代は三倉佳奈)と、その家族、近隣の人々を交えた
波瀾万丈の物語。
劣等生だった香子は、幼い頃に出会った将棋に目覚め、女性プロ棋士として活躍するまでを描く。
このドラマで、常に視聴率の低かった関西地域で、はじめて関東地区を上回り、通天閣にも大勢の
観光客が集まるようになると言う地元ブレイクも。
同時に、子役で出演した三倉茉奈・佳奈姉妹にも注目が集まった。
また、再放送の要望が高く、放送終了からたった半年でBSにて再放送されたという異例も。また、
台湾や東南アジアなどでも放送され、海外でも人気を得ています。
97年秋〜98年春、BSにて再放送
兵庫県が舞台のNHK朝ドラの項参照
|
あぐり(平成9年4月7日〜9年10月4日放送)
主な出演…田中美里、野村萬斎、松原智恵子、里見浩太朗、星由里子、名取裕子
語り…堀尾正明アナウンサー
舞台…岡山県・東京都・山梨県
父と二人の姉が亡くなり、さらに詐欺に遭って財産を無くした母は、あぐり(田中美里)に結婚を勧める。
結婚相手のエイスケ(野村萬斎)は自由奔放に生きる作家の卵だった。
舞台は岡山から東京に移り、夫であるエイスケの死を乗り越え、戦前から戦中、戦後と、
美容師としての道を歩むあぐりの人生を描いたドラマ。
原作は、女優・吉行和子、作家の故・吉行淳之介の母で、今も東京で美容師を続ける吉行あぐりの
「桃梅が実るとき」から。
エイスケの延命嘆願の投書がNHKのもとに相次ぐという、ヒロインの夫にも人気が高かったのは、
おはなはん以来のことでした。
|
甘辛しゃん(平成9年10月6日〜10年4月4日放送)
主な出演…佐藤夕美子、山下結穂、樋口可南子、比嘉タケル、岡田義徳、風間杜夫、馬渕晴子、植木等
語り…上田早苗アナウンサー
舞台…兵庫県・東京都
兵庫県篠山町の農家で生まれ育ったヒロインの「泉」。
台風で自宅や田畑に被害を受けたために母と故郷を後にする。
新しい生活の場は酒造りの町・神戸・灘。古くから伝わる伝統の酒造家に母子は住み込んで働く。
やがて酒造りの魅力にとり憑かれた泉は、数々の偏見や困難を乗り越え、自らが信じる新しい酒
「純米吟醸酒」の醸造に情熱を燃やし、取り込んでいく。
兵庫県が舞台のNHK朝ドラの項参照
|
天うらら(平成10年4月6日〜10年10月3日放送)
主な出演…須藤理彩、原日出子、池内淳子、桜井幸子、大浦龍宇一、小林薫
語り…有働由美子アナウンサー
舞台…栃木県・東京都
ひょんなことから、足を悪くし入院していた祖母(池内淳子)を引き取ることになったが、
相変わらず母(原日出子)と折り合いが悪く、板挟みになるヒロイン・「うらら」(須藤理彩)だった。
一方、高校を卒業したうららは、大工の見習いとして松匠に入り、祖父が開いていた大滝組の再興を夢見る。
数々の挫折、困難を乗り越えながらも自らの建築事務所を設立し、女頭領として成長していく女性の半生。
|
やんちゃくれ(平成10年10月5日〜11年4月3日放送)
主な出演…小西美帆、八千草薫、高田聖子、柄本明、海部剛史、高橋和也、利重剛
語り…中川緑アナウンサー
舞台…大阪府
大阪の小さな造船所で生まれ育った渚(小西美帆)は、夕刊紙に盗撮写真が掲載されたのがきっかけで
高校を退学し、中退のきっかけにもなった夕刊紙・阪神タイムスに助手として働きはじめる。
一方で、家業の造船所が存続困難となり、一家はバラバラになっていくが、
ふたたび家族で造船所を再興するまでのサクセスストーリー。
関連サイトとして、レギュラー出演者の一人で「ゆうじ」役で出演していた
細見大輔氏本人が開設しているホームページがあります。
とっておきのスナップ写真もあってナカナカ・・・・。
|
すずらん(平成11年4月5日〜11年10月2日放送)
主な出演…倍賞千恵子、遠野凪子、柊瑠美、橋爪功、萬田久子、石倉三郎、大柴邦彦、うじきつよし
語り…倍賞千恵子
舞台…北海道・東京都
1983年冬、北海道の明日萌。今や廃駅になった駅舎に、初老の女性・萌と、
孫の遥を伴って来る。萌の人生はこの明日萌駅から始まります。
大正末期、北海道の旭川にほど近い「明日萌(あしもい)」駅(架空)の待合室に、
生後間もない赤ん坊が置き去りにされ、明日萌駅の駅長・常盤次郎の元で育てられることになります。
18歳の時、萌(遠野凪子)は炭坑主の御曹司で幼なじみの勇介との悲恋を味わったあと上京し、
猫又食堂の住み込み店員となり、そこで知り合った鉄道技士の日高と結婚し、子供をもうけるが
技師である夫は中国で戦死してしまう。そして東京大空襲で焼け出された萌親子は故郷である北海道に戻ります。
戦後しばらくして、萌は生みの母親探しのため、親子で再び上京。実母との対面を果たすものの、
北海道へ向かう旅行中に津軽の旅館で母親は亡くなってしまう。
東京での生活を続ける萌の元に、幸福学園の先生から誘いの手紙が届き、萌は
北海道の幸福学園で働きはじめる。
それから数十年が過ぎ、北海道の幸福学園は閉じられ、萌(倍賞智恵子)は東京に住む息子・
光太郎の元へ世話になるものの、自分の居場所が見付からない毎日が続く。
そんな時、ひょんなことから、かつて恋に落ちた勇介の父・橘(夏八木勲)の膨大な遺産を受け取ることとなり、
萌はその遺産を自分の夢の実現に使い、保育園を建設することにします。
視聴率的にはパッとしなかったものの話題性のあるドラマで、わたしは好きでした。
ただ、この脚本で半年間に抑えるのは少々物足りなかったなぁと言うのが私としての感想。
時の流れがトントントンと過ぎ、あまりにも速すぎて突っ込みたかったところがいっぱいあった。
1年間の放送期間にすべきドラマだったなぁと思うのです。
|
あすか(平成11年10月4日〜12年4月1日放送)
主な出演…竹内結子、藤岡弘、紺野美沙子、芦屋雁之助、榎園実穂、有馬稲子
語り…有馬稲子
舞台…奈良県・京都府
奈良・明日香村と古都・京都を舞台に、和菓子という伝統的な世界に旋風を巻き起こす
女性和菓子職人・宮本あすかの夢と希望に満ちた半生記。
京都にある老舗の京菓子店『扇屋一心堂』の看板職人であった禄太郎(藤岡弘)と、
扇屋一心堂の一人娘である京子(紺野美沙子)は駆け落ちをし、明日香村へとやって来た。
そして二人の間に子供が産まれ「あすか」と命名する。
明日香村でのびのびと暮らす「あすか」の一家が京都の扇家一心堂へ引っ越すこととなり、
父の作る和菓子に魅せられたあすかは、自分も菓子職人としての道を歩むことになる。
|
私の青空(平成12年4月3日〜12年9月30日放送)
主な出演…田畑智子、筒井道隆、伊東四朗、山崎裕太、加賀まり子、宝田明
語り…久保純子アナウンサー
舞台…青森県・東京都
結婚式の日、夫が謎の女に連れ去られてしまい、のちに生まれた子供「太陽」とともに
母と子がたくましく生きていくというシングルマザーの奮闘記。
特に視聴率が良かったというわけでもないけれど「私の青空2002」という続編も作られました。
私はあんまし見てませんでした。(^_^;)
|
オードリー(平成12年10月1日〜13年3月31日放送)
おもな出演…岡本綾、大竹しのぶ、賀来千香子、段田安則、茂山逸平、藤山直美、長島一茂
語り…岡本綾
舞台…京都府
撮影所近くにある高級旅館の離れで生まれた「佐々木美月」は、生みの母、育ての母の二人の母と、
アメリカ育ちの父親とに翻弄されながら成長し、高校卒業後は撮影所に入り、
周囲の反対をよそに、大部屋女優としての生活を始める。映画の斜陽化が始まり、
一時は育ての母の跡を継ぎ高級旅館の女将として生きていくが、のちに映画界へ復帰し、
映画監督として映画作りにかけていくという女性の姿を描いたドラマ。
脚本は、ふたりっ子で人気を博した大石静で、ふたりっ子の勢いに続けとばかりに始まったものの、
ストーリーがふたりっ子とは違って全般的に暗かったこともあり視聴率的にパッとせず
「走らんか!」以来の低視聴率で終わった。
|
ちゅらさん(平成13年4月2日〜13年9月29日放送)
おもな出演…国仲涼子、堺正章、田中好子、平良とみ、山田孝之、小橋賢児、真野響子
語り…平良とみ
舞台…沖縄県・東京都
沖縄の小浜島で生まれ育った主人公の古波蔵恵里(幼少時代…浦野未来、高校生以後…国仲涼子)
の家は一家で民宿「こはぐら荘」を営んでいた。そこへ東京から来た一家の兄弟との出会い、
そして高校卒業後に上京し、大学受験を目指すも失敗、自分のやりたいことを見つけるために東京で一人暮らしを始めるもなかなか見つからない毎日。
そんな時に同じアパートに住む住人が病に倒れ、付き添って行った病院で見た看護婦の仕事を見て
自分も看護婦になろうと誓い勉強を始め、看護大学へ進学。
そして初恋の人・文也(小橋賢児)との再会、そして結婚、出産、子育て、
自分に降りかかる突然の病と、さまざまな問題に直面しながらも乗り越え、
最後は夫婦と子供の3人で小浜島へ移り住み、夫と二人で島の診療所で働くことになる。
2004年春〜秋、BSにて再放送
|
ほんまもん(平成13年10月1日〜14年3月30日放送)
おもな出演…池脇千鶴、風吹ジュン、根津甚八、佐藤慶、野際陽子、海東健、麻生祐未
語り…野際陽子
舞台…和歌山県・大阪府・京都府
|
さくら(平成14年4月1日〜14年9月28日放送)
おもな出演…高野志穂、小澤征悦、中村メイコ、小林亜星、太田裕美、津島恵子、寺泉憲、浅田美代子、江成正元、セイン・カミュ、江守徹、大滝秀治、
語り…大滝秀治
舞台…アメリカ合衆国ハワイ州・岐阜県・東京都
ハワイで生まれ育った日系四世の主人公・さくら(高野志穂)が、
一家のルーツである岐阜県飛騨高山にある私立中学校で英会話の指導助手をしながら、
日本の文化や大家族の真心に触れ、成長していく物語。
|
まんてん(平成14年9月30日〜15年3月29日放送)
おもな出演…宮地真緒、浅野温子、藤井隆、鈴木紗理奈、宮本信子、三橋達也、照英、赤井英和
語り…藤村俊二
舞台…鹿児島県・大阪府
宇宙への夢を抱いた少女の成長物語。
鹿児島県・屋久島で生まれ育った日高満天(宮地真緒)は、
幼い頃に父と見たロケット打ち上げの感動を胸に宇宙飛行士への夢を抱く。
大阪で気象予報士となり、のちに結婚・出産と、家庭を持ちつつも宇宙飛行士への夢を捨てず、
周囲の力強い応援に、最後には夢を実現する波瀾万丈の物語。
|
こころ(平成15年3月31日〜15年9月27日放送)
おもな出演…中越典子、岸惠子、伊藤蘭、寺尾聰、黒川智花、広田亮平、中村トオル
語り…岸惠子
舞台…東京都・新潟県
|
てるてる家族(平成15年9月29日〜16年3月27日放送)
おもな出演…石原さとみ、岸谷五朗、浅野ゆう子、紺野まひる、上原多香子、上野樹里
語り…石原さとみ
舞台…大阪府・長崎県
昭和30〜40年代の大阪・池田市を舞台に、スケートのオリンピック選手になった長女、
スター歌手になった次女、パン作りに幸せを見いだすヒロインの四女・冬子(石原さとみ)ら
四姉妹とパワーある母との笑いと涙の日常を描く。
このドラマの次女役のモデルである「いしだあゆみ」も後半、ベテラン歌手役で出演。
|
天 花(平成16年3月29日〜9月25日)
おもな出演…藤澤恵麻、平山広行、財津一郎、片平なぎさ、香川照之、中村梅之助、富司純子、竹中直人、石野真子、加賀まりこ
語り…
舞台…宮城県・東京都
杜の都・仙台生まれのヒロイン・佐藤天花(藤澤恵麻)は高校3年生。
東京からやってきた見知らぬ青年・鈴木竜之介(平山広行)から
「君と僕は許婚(いいなずけ)同士なんだよ」と告白され、大きく戸惑うが、
婚約の約束に秘められた半世紀にわたる二つの家族の深いつながりを知ることになる。
そして上京した天花は保育士という天職に出会い、
故郷の宮城県に戻って理想の保育園作りに励む。
|
わかば(平成16年9月27日〜)
おもな出演…
語り…
舞台…宮崎県・兵庫県
|