■ ふたりっ子
人気ドラマだった「ふたりっ子」。舞台は大阪・天下茶屋でしたが、ところどころ
兵庫県内の風景がいくつも出てきます。
10歳の香子(三倉佳奈)が家出をし、大阪駅から銀蔵(中村嘉葎雄)のあとを追って
香子も銀蔵と同じ列車に乗っていきます。
そして、着いた先の旅館では地元の強豪と対局が待ち受けていましたが、
そこに訪ねてきたのは対戦相手の息子「森山史郎」(伊藤譲二)。
父は漁に出て死んだと銀蔵に伝え、叫びながら将棋の駒を畳に投げつけて
銀蔵の前から去っていきます。
このシーンで旅館(香住の水月館)として使われた建物は、香住町の岡見公園にあった
「岡見亭」という、おそば屋さんでした。
しかし、この岡見亭、ふたりっ子が放送されていた当時は営業していたのですが、
98年に行ってみると閉店していたのです。
【左の写真】
まあ、もとから岡見公園は来る人が少なかったので業績が悪かったのでしょうが(^_^;)
(以上、ふたりっ子 第7回)
香子を迎えに、両親(段田安則と)、麗子(三倉真奈)が香住にやってきます。
そのあと、家族で餘部鉄橋を訪れるのですが、ドラマの様子からすると、
野田一家は餘部駅から列車で帰ろうとしていたようですが、香子を迎えに来た香住の旅館
(先述の岡見亭)から餘部鉄橋へはだいぶ距離が離れております(笑)
そして、野田一家は城崎温泉に宿泊するのでした。これはどこの旅館なんでしょうか?
(以上、ふたりっ子 第8回)
また、最終回近くの放送では、香子と森山の対局が城崎温泉の旅館で行われます。
麗子一家が香子を応援するため、家族旅行を兼ねて城崎へとやってきます。
さてさて、双子姉妹の母方の祖父母の家は「芦屋」です。
芦屋の祖父母宅は、とても素敵な洋館で、ドラマの中の設定では、
「芦屋市上芦屋町12番」というふうになってました。(これは架空の町名)
街路表示も、そのような表示を電柱に貼り付けてあります。
しかし、実はここは芦屋ではなく、宝塚市雲雀丘にある一軒のお宅。
場所は阪急雲雀丘花屋敷駅から北へ少し歩いたところです。
この近辺は宝塚市の中でも一番の高級邸宅街で、芦屋という設定にしても
十分通用する地域なのでした。
さて、ある日、芦屋女学館の理事長である有沢秀之(高島忠夫)の実母、すなわち千有希の祖母が
亡くなったという記事が、新聞の訃報欄に出ています。
駆け落ちして実家を捨てた千有希は「関係ない」と言いつつも、
祖母の葬式へ行くのですが、そこで20年ぶりに会った父親は
娘の千有希の顔を見ても覚えてなかったことにショックを受け、
葬儀会場から飛び出し、駆け足で階段を降りていきます。
そのシーンを見ていると、街路表示に宝塚市の「雲雀丘山手一丁目9」という表示が見えてましたぞ・・・・(^_^;)
ちなみに葬儀会場は、芦屋市東山手町(これも架空の町名)の満願寺という設定になってました。
(以上 第13回)
さてさて、父・野田光一(段田安則)が家出してしまい、オーロラ輝子のマネージャーとして全国各地を巡業。
母・千有希は、夫を迎えに、香住町の鎧(よろい)へと向かいます。
千有希の姿を見てハッとする光一ですが、オーロラ輝子の「早く行って」という一言で、
車を走らせてしまいます。それを走って追う千有希なのでありました。
さてさて、この「鎧」でのシーンは多く、森山の両親の墓参りシーンでも登場しますし、
最終回では森山と香子が鎧駅で落ち合うシーンもあります。そこでは空撮もあったりで、
なかなかダイナミックでした。
そんな鎧駅のホームには、写真のように、こんな記念の看板まで!!