消えゆく甲子園フェリー

西宮市と淡路島・津名町とを結ぶ「甲子園高速フェリー」
(航路総延長距離53Km)が、8月31日をもって廃止することになりました。
甲子園フェリーは昭和46年(1971年)11月、西宮市鳴尾浜と津名町志筑間で開業し、 以後、ターミナルの位置を変更しつつも27年間、淡路島と西宮市とを24時間運航により 結んでいたフェリーでした。
明石海峡大橋の開通により利用者の減少は予期していたものの、大橋開業後も存続の方向で、 従業員の削減、賃金カット、減便などの合理化策を推し進め、さらに車での利用には 同乗者全員の運賃を無料にするなどの思い切った生き残り策を講じましたが、 利用客の明石海峡大橋への流動が多く、大橋開業後の運賃収入は当初予測を大きく下回り、 毎日400万円の赤字を出す状態が続いていました。

甲子園フェリーの最終便は、8月31日の第14便(西宮13時40分、津名13時30分)です。



航路廃止直前のようす   運航時刻表・運賃表   甲子園フェリー写真室

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