★ かつめし…って?
かつめし…
聞いたことがあるようなないような…。いったいどんな食べ物だ〜?
そう思われた方も多いはず。
カツとメシだから、カツ丼のことか?と思ってしまうのが世間一般の考え…なのですが、
具体的にどんなものかと言えば、洋皿にご飯を盛りつけ、そのご飯の上に、牛または豚の
「カツ」を載せ、デミグラスソース風のタレをかけたもの。
さらに、ボイルしたキャベツなどを添えて一丁あがり…。
私がこの「かつめし」を最初に食べたのは96年の1月でした。
ご飯の上にビーフカツ(トンカツ)を載せ、
その上にハヤシライスのソースをかけたようなもの。ビーフカツハヤシライス…というのが
第一印象でした。でも、このソースは、ハヤシライスのものとも似ているようで、
やっぱりどこかが違う。(うまく言えない)
さらに、かつめしは加古川市民の各家庭でも作られているようです。
夕食のメニューの定番にもなっていて、加古川市内のスーパーや、一部のかつめし屋には、
家庭用のかつめし用タレが売られているというのだからオドロキです。
このかつめしが加古川に登場したのは昭和28年頃。お箸で気軽に食べられる洋食として登場し、
またたく間に加古川全域に広まったそうです。現在では、市内の喫茶店、レストラン、
大衆食堂など、いろいろな店でこの「かつめし」がメニューにあり、
かつめしを置いている店の数は、加古川市内だけで、ゆうに40軒を越えるそうです。
(喫茶店やレストランなど、店によっては、「カツライス」と名乗っていることも多々ありますが、
「かつめし」も「カツライス」も基本的には同じです。)
ところがこのかつめし、昭和28年の登場から半世紀近く過ぎているというのに、
加古川を一歩出ると、ほとんど知られていないというのだから謎なのです。
加古川市や高砂市とその周辺のごくごく狭い地域にしかないという、ご当地名物の
食べ物だったりするのです。
名物と言っても隣接の明石や姫路に行くと、もうほとんどの人が知らないというので名物とは言えないかも
しれませんが…。(実際、明石に住む私の知人は「かつめし」の存在を最近まで知らなかったほどです)
しかし、なぜ加古川でだけこうも発展してきたんだろう???
★ ブレイクしなかった「かつめし」
加古川にしか広まっていない、そんな「かつめし」も「ブレイクするのか〜〜!?」と予感させた
時期がありました。
1997年に関西のローカル番組である朝日放送「まちかどチャチャ」という地域情報番組が、
加古川のかつめしを取り上げたのです。しかし、番組が放送されてブレイクしたのは地元だけだったようです。
この「まちかどチャチャ」、関西ローカルであったことのほか、視聴率自体が低かったことに加え、
新快速は停車しても、新幹線の駅がない加古川市は、関西でも注目されない都市であったことも
あるのでしょうか。残念ながらテレビで放送されても、それほど知れわたることはなかったので
ありました。実際私もこの会の放送は見ていませんし、私のまわりで見た人は一人もいませんでした。
まちかどチャチャではなく、全国放送のズームイン朝などで放送されれば、もう少しブレイクしていたのかも
しれません(笑)
さてさて、兵庫県内でも知名度の低い「かつめし」を注目させるべく、
1999年に東播磨かつめし連盟が発足しました。
★ 東播磨かつめし連盟
簡単に言えば、東播磨かつめし連盟(略して「東かつ連」)は、
加古川市在住のDAVEさんが主宰する、かつめし愛好家たちの集まりです。
発足から2年が過ぎた2001年2月現在で60名を超す会員数を有するほどに成長しました。
活動内容は地道ながらも、かつめしを全国へ…という野望を実現すべく、その
広告塔として今後も活躍していくことでしょう…。
東かつ連のHPは下のURLへ…
http://www1.odn.ne.jp/~cal99380/tokatsuren.htm
ちなみに、私も会員です(笑)