思い出の阪急ドラマ

宝塚映画時代末期のドラマ

戦後・昭和27年から映画を撮影し、数々のドラマも制作した宝塚映画も32年目にして解散…

先生お・み・ご・と!  (1982年4月〜1982年10月)

出演・・・・熊谷真実・志垣太郎・織本順吉・早川純一・藤洋子(遙洋子) ほか

【あらすじ】
校内暴力、登校拒否など、現代中学生が抱えるさまざまな問題に体当たりでぶつかる新米女性教師の活躍を描いたドラマ。 脚本は田代淳二、監督は高野昭二
神戸に着いた新任教師・マミ(熊谷真実)は、町で中学生同士の喧嘩を目撃。 彼らにホースで水を浴びせかけ、野次馬の喝采を受けた。その夜は従妹のカオル(藤洋子)と神戸の繁華街へ…。 ディスコの前で二人がためらっているところへ男が現れ、「高校生は入っちゃいかん」と言う。 おせっかいな男だと思っていると翌日、学校で祐二(志垣太郎)という、その男に出会う…。


【かもねぎコメント】
これは阪急ドラマでは初めての学園ドラマでした。 内容は違うけれど、学校を舞台にしたドラマその後が多くなってきます。
さてさて、この頃から私のドラマ撮影現場の「追っかけ」は無くなりました。(学業優先です(笑)) NHKの朝ドラ・マー姉ちゃんで一世を風靡した熊谷真美や、花登筺原作の大阪根性モンドラマ 「あかんたれ」の主役をやっていた志垣太郎が出るというので見に行きたかったのですが、忙しさには勝てなかった…。
ということで、熊谷真実と志垣太郎は、ともに中学校の先生役をしていて、 ドラマに使われた学校は現在の芦屋大学付属高校・当時は「芦女」と言われた女子高がロケに使われてました。
その後、このドラマの生徒役で出ていた出演者の中には、朝日放送の「部長刑事」で犯人の子供役やその他のわき役に、 関西で制作された、よみうりテレビの木曜ゴールデンドラマ「あなたはわが子を救えるか…」では不良役・暴走族役として出演してた人など、 その後も少なからず活躍していた人も何人かいました。
この「先生、お・み・ご・と!」に生徒役で出演していたよっていう方、エピソード教えて欲しいな〜と思います。 当時、生徒役で出ていた方々は、今現在30才半ば近くになってらっしゃることでしょう…。
このドラマが放送された当時は、午後8時からTBS系列で、 3年B組貫八先生(川谷拓三主演)が放送されていた時期じゃなかったかなぁと思います。 他にも何か学園ドラマをやっていたような気がするし、この頃は学園ドラマ全盛期だったんですね。



青春…INGS ゆう子とヘレン   (1982年10月〜1983年3月)

出演…斉藤とも子・ヘレン笹野・加藤和夫 ほか

【あらすじ】
女子大生のゆう子(斉籐とも子)の家に、アメリカからの留学生・ヘレン(ヘレン笹野)が 同居するというドラマ。 ゆう子は大学の仲間達でサークルを作り、アルバイトで『なんでも屋』をしているという設定で、 いろいろなアルバイトをしては、失敗して騒動を起こします。
第一回目の放送は、ゆう子と一緒に引っ越しのアルバイトを引き受けた大学生の仲間が 高価な壺を割ってしまって、さあ大変…。そのため、ゆう子はアメリカから来る留学生のヘレン(ヘレン笹野)を空港に出むかえる時間に遅れてしまった。 あわててバスに飛び乗るが、車中で酔っ払いにからまれた揚げ句、介抱する羽目になる…。


【かもねぎコメント】
加藤和夫は斉藤とも子の父親役で出てました。たしかこのドラマの主題歌も、加藤和夫が作った 曲だったような気がします。
主なロケは、宝塚の山本、芦屋六麓荘などで行っていて、 山本でのロケは試験中の学校帰りに1度見に行きました〜(^^; 当時、サンヨーのラジカセのCMなどでよく見かけたヘレン笹野は見られず、 斉藤とも子が現場におりました!
ヘレン笹野は、「あいどんの〜 あいどんの〜 まっててね〜」って感じでモデル以外にも歌手をしていたのですが、 その後、しばらくして芸能界から姿が見えなくなったと思ったら、アメリカで結婚したんだとか…。 今もアメリカで結婚生活おくっているのでしょうか?



くたばれかあちゃん!  (1983年4月〜1983年9月)

出演…三ツ矢歌子・溝江航志・大門正明・山下隆二・保積ペペ ほか

【あらすじ】
イキのいい台風かあちゃんと、ワンパク少年が繰り広げるやり取りをコミカルに描いたドラマ。 山中恒原作の同名小説を畑嶺明の脚色でドラマ化。
三ツ矢歌子が母親役で、大門正明が父親役でした。
小学生の息子・ゲンタロウ(溝江航志)は、母親にいつもしかられてばっかりで、この母親ってのが関西のおばちゃんそのまんま、とても威勢のいい母親。打倒・かあちゃん!を掲げても、母親の勢いに息子はいつも負けてしまうのでした。


【かもねぎコメント】
このドラマシリーズでは珍しく、ドラマのせりふもコテコテの関西弁で、 全体的にコメディタッチのドラマでしたが、この手のばりばり関西物の作品は、 あとにも先にもありませんでした。
皮肉にも、これが最後の宝塚映画作品となってしまいます。




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