1月17日
1月17日午後6時45分頃、淡路島内・津名町の神戸淡路鳴門自動車道下り線、津名一宮インターチェンジ出口付近で、
大阪発徳島行き徳島バスの高速路線バス=宗塚和昌運転手(52)、乗客38名=が横転。
乗客のうち14名が重軽傷を負い、洲本市や津名町内の病院に運ばれた。
現場は本線を降り、上り線から降りた車と合流する辺りで、料金所の約100メートル手前の
緩い左カーブ。道路右側のガードレールに衝突、ガードレールに接触しながら約100メートル
走った後に横転した。バスは事故現場の手前の室津パーキングエリアで休憩したが、
運転手が乗客一人を乗せずに発車したのに気付き、津名一宮ICでいったん降りて
戻ろうとしたところだった。
阪神―徳島間で使われる定期便高速バスには通常、車内後部にトイレが設けられているものの、
事故に遭ったバスは三連休の最終日で客が多かったために仕立てた臨時便。
このため車内にトイレはなく、徳島へ向かう途中、津名一宮ICから神戸側へ9キロ手前の
室津パーキングエリアでトイレ休憩に立ち寄っていた。
トイレ休憩した際に乗客を積み忘れたことや、そのため津名一宮ICでUターンすることを
同本社に連絡していなかったことが分かった。同社によると、大幅な運行予定の変更は、
原則的に各営業所の運行管理者に知らせることになっているという。
また、乗客の積み忘れの対応などについてのマニュアルもなかった。
同社では「近日中に安全運転教育の再徹底や事故発生時の訓練などをし、
安全には万全を期したい」と話している。
昨年4月の明石海峡大橋開通に伴い全通した同自動車道での高速バスの重大事故は初めて。
徳島バスによると、このバスは午後5時20分に大阪・梅田を出発し、午後8時にJR徳島駅前に
到着する予定だった。
(以上、徳島新聞、朝日新聞からの抜粋)
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