神姫バス・戸倉経由の「姫路−鳥取線」が、10月1日より休止になりました。
この路線は、姫路駅を出ると、東雲町・(復路は日赤病院下)・西今宿・青山・
飾西農協前・伊勢・林田・狭戸・安志・山崎インター・山崎・神福寺・東市場・
曲里・波賀町役場前・上野・原・引原ダム・戸倉と停車し、鳥取駅に至る特急バスでした。
この路線の歴史は古く、かつては神姫バスを代表する長距離路線でしたが、
大阪・神戸から鳥取を結ぶ日交バスの攻勢と、平成4年に開業した智頭急行への乗客の転移なども
あって乗客数が激減。それに合わせて運転ダイヤも年を追うごとに減便され、今回の改正では
とうとう戸倉便が休止になってしまいました。
また、同じ日より、福崎−佐用間は中国道を経由して志戸坂経由で神姫バスと共同運行していた
日ノ丸自動車が、このルートから撤退しました。
日ノ丸自動車の鳥取−姫路間の路線の歴史も古く、当初は竜野・佐用・大原・智頭をすべて一般道
(国道29号線)を経由、神姫バスとの共同運行によって3時間17分〜22分かけて姫路と鳥取とを結んで走っていました。
(その後、神姫バスはこのルートを休止し、長らく日ノ丸自動車単独で運行。)
平成2年から神姫バスとの共同運行によって、姫路−鳥取間が2時間半に短縮されたものの乗客はそれほど
多くはなく、さらに平成4年の智頭急行の開業により6往復から2往復に大幅減便を余儀なくされています。
今回の日ノ丸自動車の撤退によって、往復2便とも神姫バスの運行となりました。
左は、時刻改正と戸倉経由便休止を知らせる掲示
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