神姫バス福知山高速線・中国高速線で路線短縮


4月1日

大阪駅と福知山駅とを神姫バスにより1日1往復だけ運転していた舞鶴道経由の福知山高速線が、 とうとう休止されました。
また、同日から大阪駅〜古森〜篠山口駅〜篠山(神姫バス営業所)間での運転が開始されました。
もともとこの舞鶴道経由の福知山高速線は、舞鶴道が開通した時に、大阪駅と福知山駅間を神姫バスと西日本JRバスとの共同運行という形で 朝と夕方の1日2往復で開業しました。しかしその後西日本JRバスがこのルートから撤退し、以来、神姫バスのみで 1日1往復のみが運転されていました。
この路線は完全にJR福知山線と競合する路線で開業しましたが、JRの複線化によるスピードアップ、 運転本数増加には勝てず、また、高速バスの途中停留所が市街地、集落から離れていることもあって、 開業直後から利用者は少なく、特に丹南篠山口インター以北の区間への利用者は多くて2〜3人というのがザラであり、 空で走ることも多かったとか。
今度の大阪〜篠山間の運転により、篠山町への観光にも利用でき、大阪〜篠山間の所要時間は1時間40分、 運賃は1340円と、競合するJRと比べると時間、運賃ともに多少不利となるものの、篠山へ行く場合に限れば、 割と利用価値のある路線ではないかと思います。

大阪〜篠山間、運賃・所要時間比較(大阪駅を9時10分に出た場合)
JR快速+路線バスを利用  本篠山到着は10時50分  運賃1430円
大阪〜篠山間の神姫高速バス 本篠山到着は10時48分  運賃1340円

JR利用の場合は篠山口での乗り換えが従うことを考えると、高速バスは便利ではあるが、やはり途中の渋滞(特に新御堂筋と中国道)で 時間が狂ってしまうのが難点。さて、どれだけの利用者がいるでしょうか。

また、大阪−津山間の中国高速線開業時から神姫バスの単独運行で運転されてきた 新大阪〜北条〜福崎〜粟賀間、新大阪〜山崎インター〜山崎〜波賀町(原)間の路線では、 この日より区間短縮され、 粟賀便では北条経由で福崎までに、波賀便では、山崎までの運転に縮小されました。 西脇便と、中国高速線内での時刻は従来通りで変更がありません。

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