■ 1999年10月のニュース
神姫バス明石駅発伊川谷駅・学園都市駅・長坂行経路を一部変更
10月1日


10月1日より、神姫バスの明石駅発神戸学院大学経由伊川谷駅・学園都市駅・長坂行きの便について、 一部で経路の変更が実施されました。
経路が変わるのは、明石駅を朝9時から16時59分発の間の便のうち、 神戸学院大学経由伊川谷駅・学園都市駅・長坂行きなどで、従来からのルートである 住宅前・漆山下・日向前を通らず、旧神明経由になっています。
なお、新経路上にある生田停留所には停車しません。
これは第二神明大蔵谷インター付近の渋滞による遅延対策で、 定時運行を確保するためのものです。
神戸学院大学止の便、および、神戸学院大学方面から明石駅行き全便については従来通りで変更ありません。

情報提供・・・・LIGHT STONEさん

神姫バス・淡路交通、三ノ宮−福良間の高速バス開業
10月1日


10月1日より、神戸三ノ宮〜(明石海峡大橋経由)〜福良間の高速バスが運行開始されました。
これまで淡路島三原郡発の神戸方面へのバスは福良−高速舞子のみで、 この路線は利用客が多く、明石海峡大橋開通後にスタートした高速バス路線の中でも際だって好調な 路線の一つ。
しかし、この路線は淡路島内の高速道路上にあるすべてのバス停に止まる各停便で、生活路線の性格が強く、 三原郡内の住民から、神戸の中心部に直結した路線の開設要望が出されていました。
路線の開設は99年2月から開設する方針で計画がすすめられ、 当初は福良バスターミナルが整備される7月には運行を開始する予定でしたが、 ジャパンフローラ2000の開催を前に、監督官庁の近畿運輸局が計画中のこの路線を含めて行政指導に乗り出し、 その結論待ちの状態になったため開業が遅れていたようです。
今回の新路線は、神姫バスと淡路交通の共同運行で、三宮バスタ−ミナルから明石海峡大橋を通り、 淡路島内の「緑パ−キングエリア」、「榎列」、「陸の港西淡」を経て福良に至る高速路線で1日8往復。 淡路交通と神姫バスが、それぞれ4往復ずつ運転します。
詳しいダイヤ、運賃は以下の通りです。

三ノ宮〜福良間高速バス時刻表
三ノ宮緑PA榎 列陸の港
西 淡
福 良 福 良陸の港
西 淡
榎 列緑PA三ノ宮
7:308:358:398:448:556:557:067:117:158:20
8:309:359:399:449:558:258:368:418:459:50
9:3010:3510:3910:4410:559:409:519:5610:0011:05
10:3011:3511:3911:4411:5510:4010:5110:5611:0012:05
13:3014:3514:3914:4414:5513:4013:5113:5614:0015:05
16:3017:3517:3917:4417:5515:4015:5115:5616:0017:05
16:3017:4117:4517:5018:0117:4017:5117:5618:0019:05
18:0019:0519:0919:1419:2520:0020:1120:1620:2021:25
18:0019:1119:1519:2019:31・・・日曜祝日運転(平日は運休)
・・・平日運転【新神戸トンネル経由】
20:0021:0521:0921:1421:25
三ノ宮からの運賃
(カッコ内は小児運賃)
区 間片道運賃往復運賃回数券
(4回券・大人のみ)
三ノ宮〜緑PA 1,800円
(900円)
3,240円
(1,620円)
6,480円
三ノ宮〜榎列 1,950円
(980円)
3,510円
(1,760円)
7,020円
三ノ宮〜陸の駅西淡2,000円
(1,000円)
3,600円
(1,800円)
7,200円
三ノ宮〜福良 2,200円
(1,100円)
3,960円
(1,980円)
7,920円


情報提供・・・・兵庫観光さん

淡路高速線新神戸発着の大磯号、淡路インター停車
10月1日


新神戸駅と淡路・大磯港間で運行される本四海峡バス、西日本JRバスの高速バス「大磯号」が、 10月1日より、「淡路インターチェンジ」バスストップにも停車するようになりました。
淡路インターバスストップ付近には、明石海峡大橋が一望できる「淡路サービスエリア」と 「淡路ハイウェイオアシス」に近く、停車の要望が強かったもので、それに応えるものです。
淡路インターに停車するのは、新神戸駅発着の1日12往復のみで、高速舞子発着便は停車しません。 また、利用できる区間も、淡路インター〜三ノ宮駅・新神戸駅間のみで、淡路インター〜高速舞子間、 淡路インター〜大磯港間の利用はできません。

新神戸駅から淡路インターまでの所要時間は45分、三ノ宮駅から35分、淡路インターから新神戸行きの時刻は、 6時から19時台まで毎時38分発。

運賃は、新神戸駅・三ノ宮駅〜淡路インター間で大人片道660円、往復1190円です。


神戸市交通局ほか、神戸地区各社局でスルッとKANSAI導入
10月1日


神戸市交通局(地下鉄・バス)と、神戸電鉄、山陽電鉄(電車のみ)、神戸高速鉄道、 神戸新交通のポートライナー、北神急行電鉄の6社局で、この日からスルッとKANSAIが スタートしました。
神戸市交通局では、従来のNew Uラインカードとは別に、スルッとKANSAIこうべカード、 山陽電鉄は「エスコートカード」、神戸電鉄は「すずらんカード」を発行。
また、北神急行電鉄は神戸電鉄と同じ「すずらんカード」、ポートライナーは 神戸市交通局と同じ「スルッとKANSAIこうべカード」、神戸高速鉄道は 阪急電鉄の「ラガールカード」を発売。
今後、神戸地区では、2000年度以後には、神鉄バスおよび、山陽電鉄バスが、スルッとKANSAI ネットワークに加わる計画です。


阪急バス、西宮名塩駅→北六甲台→山口営業所間に深夜バス運行
10月2日


10月2日より、JR宝塚線の時刻改正に従い、阪急バスの有馬線、名塩ニュータウン線、 名塩さくら台線の時刻が改正され、 それと同時に、西宮名塩駅を24時01分発の北六甲台経由山口営業所前行きの深夜バスの運行が開始されました。

運転日は月曜〜金曜の平日のみ。 西宮名塩駅(24:01発)→名塩山荘(24:05)→殖産住宅団地前(24:07)→赤坂峠(24:10)→三軒家(24:11)→ 北六甲台センター前(24:15)→山口営業所前(24:23着)
(大阪発23:25発のJR宝塚線快速と、北新地発23:20発快速に連絡)

運賃は通常運賃の倍額で、西宮名塩駅より名塩山荘まで300円、殖産住宅団地前まで360円、赤坂峠まで480円、 三軒家まで580円、北六甲台鍋倉公園前まで640円、山口営業所前まで740円。
定期券は通常運賃との差額を支払うことになります。

問い合わせは阪急バス山口営業所 078-903-0631

神戸旧居留地周辺で交通実験。無料循環バスを運行
10月3日

10月3日(日)、10月11日(振替休日)の両日、 神戸市内の旧居留地界隈とメリケンパーク、中突堤などを巡回する「無料循環バス」が運転されました。

これは、違法駐車の多いこの地域における渋滞の緩和と違法駐車の削減、 都心での移動のしやすさの向上、環境の配慮などから、 無料の循環バスを運行することで都心部への車の進入を減らすための交通実験です。 (右は交通実験のチラシ)

実験内容の主なものは、旧居留地とメリケンパーク、中突堤などを結ぶ無料循環バスを 午前10時から午後8時まで12分間隔で運転。このバスにはだれでも自由に、どのバス停からも乗降できるように 旧居留地内では8つの停留所を設け、車両は環境にやさしいエコバスなどを使用。
この実験は、神戸市、建設省、神戸市交通局、神戸市道路公社、京阪神都市交通計画協議会、地球環境関西フォーラム、 旧居留地連絡協議会などが主体で実施され、 無料バスや駐車場の利用者や歩行者にはアンケート用紙を配布し、利用状況などを集計していました。

ちなみに今回の実験で使用されたバスは、神戸市交通局所有の復元ボンネットバス「こべっこU世号」、 「天然ガスバス」「ハイブリッドバス」「アイドリングストップバス」「赤バス」など。
この実験では、あまり知られていなかったこともあってか利用状況は今ひとつといった感じでしたが、 PRを重ね、無料循環バスを定期運行させれば、多少は違法駐車の減少・渋滞緩和に役立つものと思われます。

情報提供・・・・播磨観光タクシーさん、よりしー/頼末さん

左の写真は、実験に使われた「こべっこU世号」

学園都市〜洲本間高速バス、淡路島内5つのBSに停車
10月9日

山陽電鉄・淡路交通が運行している、学園都市〜洲本間の高速バスでは、10月9日より 淡路島内の5つの高速バスストップにも停車するようになりました。

● あらたに停車する停留所・・・・淡路IC、東浦IC、本四仁井、北淡IC、遠田

これによって高速舞子〜津名港間の所要時間が5分ほど延びています。

情報提供・・・・あきもとさん

淡路SAとハイウェイオアシス間に無料の巡回バス試験運行
10月9日

淡路サービスエリアと淡路ハイウェイオアシス間において、無料シャトルバスが試験運行されました。
運行期間は10月中の土曜、日曜、祝日。
運行時間は、午前10時より午後3時まで。
運転間隔は常時巡回で約15分で1週巡回。

淡路SA(上り)〜淡路ハイウェイオアシス〜淡路SA(下り)を巡回運転し、 淡路サービスエリアと淡路ハイウェイオアシス間を自由に行き来できるようになっていました。
今回のテスト運行では、利用者に対してアンケートも同時に実施していましたが、 今後もこのシャトルバスを運行するかどうかは未定です。

ちなみに今回の試験運行では、ショーゼン観光所有の小型車両 (日野リエッセ)が使用されていました。

(情報提供・・・・あきもとさん)

淡路花博シャトルバス路線延長申請
10月15日

淡路交通、山陽電鉄バス、神姫バス、本四海峡バスの4社は、 現在運行している高速舞子〜岩屋ポート・道の駅あわじ間のシャトルバスを 淡路花博会場まで路線を延長するため、近畿運輸局に対して認可申請を行いました。
計画では、花博期間中は岩屋ポート〜道の駅あわじ間は全便運休し、 岩屋ポートから花博会場までを延長して運転。花博会場内には3ヶ所のバス停が新設されます。
平日の運行本数は40便、土曜・休日は60便の予定。運賃は高速舞子〜花博会場間で片道500円。

淡路花博(ジャパンフローラ2000)は2000年3月18日から9月17日まで開催される国際園芸博で、 会期中の予想入場者数は500万人で、会場を訪れる大勢の入場者を輸送するため、 京阪神間などと会場とを結ぶ高速バス路線や神戸などからの高速艇などが期間中に運行される計画です。
今回の路線開設申請は、去る9月29日の認可申請に続くものです。

(情報提供・・・・すだち&おにおんさん)

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